三日に一度くらい書けたらいいなの日記。たまにみじかい話も書きます。
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2025.04.20 Sunday
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落ち着かな い
2010.03.19 Friday
(落乱/綾部とタカ丸)
部分的すぎてよくわからないのでたたみます。
ちょっとですが嘔吐表現がありますのでご注意ください。
ぶっちゃけメモみたいなものですすいません。
いろんなことでもやもやしたりきりきりしたりして落ち着かないので、とりあえず好きなことしよう、なんか書こう、て思って書いた結果がこれ。追い詰められ感…?
あれもこれも騒音も人付き合いも全部もやもやきりきり。ぎりぎりぎり!
発散するためにもはるこみいきたいんですがまだ決めかねてます。ううー。
こんなこと書いたあとでなんですが、拍手ありがとうございます。うれしいです。
部分的すぎてよくわからないのでたたみます。
ちょっとですが嘔吐表現がありますのでご注意ください。
ぶっちゃけメモみたいなものですすいません。
いろんなことでもやもやしたりきりきりしたりして落ち着かないので、とりあえず好きなことしよう、なんか書こう、て思って書いた結果がこれ。追い詰められ感…?
あれもこれも騒音も人付き合いも全部もやもやきりきり。ぎりぎりぎり!
発散するためにもはるこみいきたいんですがまだ決めかねてます。ううー。
こんなこと書いたあとでなんですが、拍手ありがとうございます。うれしいです。
(落乱/綾部とタカ丸/ほぼ自分用メモ)
凄惨であった。
胃の腑から喉を焼いて込み上げる、饐えた、ともすれば固体と紛う粘ついた流動物を危うく口内に留め飲み下す。熱した鉛を飲むような気分であったが、なんということはない、一度舌の上に逆流した晩飯はふたたび喉を落ちるときにはすでに生ぬるい粥の感触であった。かつて出鱈目に自炊をして壊滅的に失敗したときの飯の味を思い出した。あまりにも不味かった。
綾部はしつこく舌先に纏わる酸い唾液の一滴も吐き出さず、一声もなく、飲んだ息すら漏らさぬうちにその場を去った。走って、走って、学園に戻り、校舎からも長屋からも離れた場所に穴を掘った。深く深く。
踏み鋤を握る手が痺れ、いよいよ力が込められなくなるまで掘ると、そのままぺたりと座り込んだ。穴の底から見上げた高く丸い夜空には熱で溶け歪んだ刃のような三日月が張りついていた。
こんなに深く、狭く、湿った土中にいるのに土のにおいがしなかった。しないはずがないのに綾部の鼻がそれを感じ取れていなかった。がり、と穴の底を掻いて爪の間に入った瑞々しい土を舐める。水分とやわい粒子の舌触りがした。味はしなかった。
綾部は吠えた。暗い穴の内から冴えた外界へ向け声を振り絞った。長屋の皆の眠りを妨げたとて野犬の遠吠えにしか聞こえまいと、声の限りに吠えた。
「綾部くん?」
急に上から声がして、綾部は口をあけたまま吠え声を止めた。穴の縁から覗き込む影があった。その人は細い月明かりを背にほとんど真っ黒な塊と成り果てていたが、髪の輪郭だけはほのかにきらめいて昼間の陽の下で見る華やかさを失っていなかった。
「何してるのそんなところで」
「何もしていません。下りてこないでください」
「下りないよー絶対あがってこられなくなっちゃうもん」
真っ黒にしか見えない斉藤の顔を見上げ、その台詞に似合いの困ったような笑い顔を記憶の中から掘り起こして当て嵌めながら、綾部はもう一度土を噛む。今夜見たものは綾部の心に、価値観に、明日からの生き方に色濃く染みつき二度と生涯濯げぬのであろうが、綾部はいずれ今日を思い出さなくなり、しかし決して忘れ得ぬのはきっと目に映った光景ではなく鼻を突いた臭気と嘔吐の味。
「ねえ綾部くん」
喉を抜けたあの熱さを思い出せばまるでせめてもの抵抗かのように体表が冷えた。
「そんなところにひとりで」
震える体を丸めて土に頬を押し当てるとほのかにあたたかく、
「寂しくないの」
やはり地の底は良い、と、綾部は安堵して目を閉じた。
寂しくて良い。
***
意味わからなすぎてすいません。もっと長くしてちゃんと書きたいです。
凄惨であった。
胃の腑から喉を焼いて込み上げる、饐えた、ともすれば固体と紛う粘ついた流動物を危うく口内に留め飲み下す。熱した鉛を飲むような気分であったが、なんということはない、一度舌の上に逆流した晩飯はふたたび喉を落ちるときにはすでに生ぬるい粥の感触であった。かつて出鱈目に自炊をして壊滅的に失敗したときの飯の味を思い出した。あまりにも不味かった。
綾部はしつこく舌先に纏わる酸い唾液の一滴も吐き出さず、一声もなく、飲んだ息すら漏らさぬうちにその場を去った。走って、走って、学園に戻り、校舎からも長屋からも離れた場所に穴を掘った。深く深く。
踏み鋤を握る手が痺れ、いよいよ力が込められなくなるまで掘ると、そのままぺたりと座り込んだ。穴の底から見上げた高く丸い夜空には熱で溶け歪んだ刃のような三日月が張りついていた。
こんなに深く、狭く、湿った土中にいるのに土のにおいがしなかった。しないはずがないのに綾部の鼻がそれを感じ取れていなかった。がり、と穴の底を掻いて爪の間に入った瑞々しい土を舐める。水分とやわい粒子の舌触りがした。味はしなかった。
綾部は吠えた。暗い穴の内から冴えた外界へ向け声を振り絞った。長屋の皆の眠りを妨げたとて野犬の遠吠えにしか聞こえまいと、声の限りに吠えた。
「綾部くん?」
急に上から声がして、綾部は口をあけたまま吠え声を止めた。穴の縁から覗き込む影があった。その人は細い月明かりを背にほとんど真っ黒な塊と成り果てていたが、髪の輪郭だけはほのかにきらめいて昼間の陽の下で見る華やかさを失っていなかった。
「何してるのそんなところで」
「何もしていません。下りてこないでください」
「下りないよー絶対あがってこられなくなっちゃうもん」
真っ黒にしか見えない斉藤の顔を見上げ、その台詞に似合いの困ったような笑い顔を記憶の中から掘り起こして当て嵌めながら、綾部はもう一度土を噛む。今夜見たものは綾部の心に、価値観に、明日からの生き方に色濃く染みつき二度と生涯濯げぬのであろうが、綾部はいずれ今日を思い出さなくなり、しかし決して忘れ得ぬのはきっと目に映った光景ではなく鼻を突いた臭気と嘔吐の味。
「ねえ綾部くん」
喉を抜けたあの熱さを思い出せばまるでせめてもの抵抗かのように体表が冷えた。
「そんなところにひとりで」
震える体を丸めて土に頬を押し当てるとほのかにあたたかく、
「寂しくないの」
やはり地の底は良い、と、綾部は安堵して目を閉じた。
寂しくて良い。
***
意味わからなすぎてすいません。もっと長くしてちゃんと書きたいです。
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